今日から３日間は、夏休み明けの閉館日だ。
私はと言うと、この間に９月からの電話帳演習（昨年の全国高校入試問題の演習）の準備を行う。
実際に問題を解くのはもちろんだが、一つの問題には複数の解法があるから、最適な解法を分析して塾生への教え方を検討する。
また、その問題だけ解けても意味薄なので、例えば、空間図形の体積比を求める問題の解き方にはどのようなパターンがあって、どのように見分けるのかを網羅的に示すなど、他の類題を解く力を身につけるための一般化も行う。

Visionでは、講師陣も自分の担当教科について、毎年電話帳を行う。
Visionは元々、高・学力のプロ講師のみだが、それに加えて昨年の最新の入試問題を解くことで更なる学力の向上を図っている。
また、数年前に理科で地震速報の計算問題が全国的に流行したように、問題にもトレンドがある。
トレンドを的確につかんでおくことも、講師の大切な力となる。

Visionは上位校を目指す塾生が集まっているから、指導する講師陣にも高い学力と指導力が求められる。
私は、講師陣は、塾生をはるかに上回る学力を持っていてこそ、ハイレベル問題に対し余裕をもって最適な解法を迅速に提供できると考えていて、それを大切にしている。
今後も、塾生の持つ力を最大限引き出すことができるよう、講師全員の学力維持・向上を続けていきたい。