塾長ブログ

2017.09.29

上位私立高 学校別対策講座

ほとんどの中学校で定期試験が終わり、残すところ六中、大洲中の2つとなった。
現在、Visionでは、これらの中学校について定期試験対策を実施中だ。

さて、Visionでは例年10月から上位私立高校を志望する塾生を対象に、「上位私高 学校別対策講座」を行う。
※受講できるのはVision生だけであり、外部生の受け入れは行っていない。
90分~120分×10回で、それぞれの上位私立高校の問題傾向に合わせた対策を行っていく。
塾生の志望校に合わせて開催するので、対象校はその年々によって変わるが、今年の開催校は定番の以下4校だ。
・市川高校
・昭和秀英高校
・専修大松戸高校
・日大習志野高校

受講する塾生は、事前に過去問を試験形式で解いて、答案を私に提出する。
その答案を私を含む講師陣が分析し、応用度の高い問題の解説や、弱点を改善するための対策を授業で行うスタイルだ。
また、記述問題の採点・添削指導も講師陣が行う。
そうすることで、授業をより付加価値の高いものとしている。

よく「上位校合格講座」的な講座を開催する塾があるが、こうした講座は複数の高校を念頭に置いて共通項や中間点をとるような形の講座であり、それぞれの高校で見ると過不足が生じる。

それとVisionの講座はまったく異なる。
Visionの「上位私立高 学校別対策講座」は、完全にそれぞれ一つの高校に照準を合わせた講座であり、その高校だけに向けて最適化した内容である。
高校ごとに出題傾向や難易度が違うのだから、高校別に分けて行ってこそ最大の効果が生まれる(ちなみに、公立高校入試はどの高校も同じ問題である)。
実際、Visionの「上位私立高 学校別対策講座」の累積合格率は、90%を超える。

ここで、千葉県では多くの中学生が併願推薦制度を利用して私立高校の合格を手に入れるが、併願推薦で合格できる私立高校は最高でもVもぎ偏差値61の東洋高校(特進選抜)と、同62の江戸川女子(Ⅲ類)となる。
Vもぎ偏差値が65以上となる公立上位校(県立千葉、県立船橋、東葛飾、千葉東、佐倉、薬園台など)と比べると偏差値の差が大きく、万一公立高校入試がうまくいかなかった場合に行くことになる私立高校との偏差値ギャップが大きくなる。

したがって、公立上位校を狙う場合は、「ここなら行きたい」と思える上位の私立高校に合格しておくことが、とても大切だ。
公立前期試験で万一うまくいかなかった時、ここなら行きたいと思える私立高校に合格していると、安心して後期も第一志望校に再度挑戦することができる。
しかし、そうした私立高校に合格していないと、後期は前期と比べてVもぎ基準偏差値が2下がるので合格しやすいことを知りつつも、後期に公立がうまくいかなかった場合を過度に恐れ、心理的に志望校を下げてしまうことが少なくない。結果、「受けていたら合格していたのに。」となっては、大きな後悔が残ることになる。

上位私立高校の合格を手にして気持ちの安定基盤を作り、心穏やかに安心して公立高校受験に向かおう。