塾長ブログ

2019.06.14

今日の中3理科はイオン

中3理科の授業は、今日からイオンの単元に入った。
中学校で学ぶ理科の単元も、残すところ、イオン、地球と宇宙の2単元のみとなった。
夏休みの終わりまでにすべて完了するよう進めている。

今日は、原子の構造、イオンが生じるメカニズム、塩酸や塩化銅の電気分解を学んだ。
この単元では、塩酸や塩化銅の電気分解、これから学ぶ化学電池ともに、白紙の上に自分でゼロから図を書いて流れを説明できるようにすることが大切だ。
ただ電離式や化学反応式を暗記するのではなく、イオンの動きや電子の放出・受け取りなど、順を追って仕組み・流れを理解するようにしよう。

中2では、塩酸を電気分解すると塩素と水素が発生する、塩化銅を電気分解すると塩素が発生して銅が付着すると、ただ暗記した。
それが、中3でイオンを学ぶと、理屈が分かるようになる(中学の範囲では限界があるが)。
といった具合に、高学年、そして高校、大学と、より高等な学習を行っていくことで、ただ暗記をしてきた事項について、様々な理屈が解明して分かるようになる。
私は、これが勉強の醍醐味だと思う。

高校受験においても、丸暗記はできるだけ避け、限界はあるものの可能な限り理屈を理解していこう。
それが、思考力や応用力につながっていくから。