塾長ブログ
思考力を問う問題⇒東葛飾・千葉東も
令和5年度の千葉県公立入試の学校設定検査が発表となった。
Visionが関係しそうな高校でみると、東葛飾高校、千葉東高校が「思考力を問う問題」に変わった。
結果、県立千葉、東葛飾、千葉東高校の3校が「思考力を問う問題」を採用することになる。
昨年度、県立千葉1校が採用した「思考力を問う問題」について、教科別に思うことを書いてみる。
■数学
公立入試であり、中学校の指導要領で学ぶ知識の範囲で解ける。
ただ、確率は条件式が複雑で、式を変形して簡単にしてから判断する解法が求められる。
また、関数と図形の大問の1つ目の問題は基本レベルであるものの、2つ目の問題は、関数の平行線の線分比、図形の補助線など、思考力と訓練が必要な問題が出題されている。
■英語
英文自体は、ごくわずか仮定法の文が混じっているだけで、難易度の高い文章ではなかった。
しかし、正解にたどり着くには、隅々まで正確に読み取る力と、その情報を論理的に組み立てる力が求められる。
加えて、文中に書かれている内容を解釈して、それを表す熟語を自分で考え出す語彙力・表現力を試す問題も出題されている。
■国語
対比で情報を整理すると、読み取りやすい文章だったように思う。
ただ、千葉県の通常の入試問題もそうだが、文に書かれている筆者の主張を読み取り、それを自分の言葉で表現する力が求められる。
思考力を問う問題でも作文があり、模範解答で約200字。
また、登場人物の一方が他方を論破しようとする論理の流れを答える問題もあり、やはり論理性が試されているようだ。
全体として、「論理性」、「表現力」、「文章処理力」が必要で、試験時間を考えると加えて「スピード」が必要となる。
Visionでは、従来より、9月から本物の入試問題演習を行うことで、難易度の高い問題を解く力を磨いている。
加えて、例年秋から行う上位私立高校の学校別対策講座を組み合わせて、「論理性」、「表現力」、「文章処理力」、「スピード」に対応する学力の醸成を行っていく。
Vision生にとって、この変化は追い風。
チャンス到来だ。
このチャンスを、合格につなごう。