塾長ブログ
模試の自己採点は大切
春期講習を終え、最後の二日間は全学年の模試を行った。
Visionでは、中1からは模試の自己採点を行う。
自分の答を問題用紙に控えておき、帰宅後に自分で採点を行う。
結果を当日中に報告してもらい、私からは予想偏差値を返信している。
その目的は、次の3つだ。
(1)結果を早く知る。
(2)×をすぐに挽回する。
(3)記述問題の得点力を上げる。
(1)結果を早く知る。
模試を受けたら、結果を早く知りたいというのは、ごく自然な気持ちだし、そうあって欲しいと思う。
努力の結果が表れるのだから、努力をした塾生ほど、すぐに結果を知りたいものだ。
こうした塾生の気持ちを考え、私からは、自己採点の得点の偏差値を、遅くとも次の日に返信している。
もちろん、その回の模試の平均点や標準偏差は分からないから予想となるが、過去の統計を参考に予想偏差値を計算して伝えている。
(2)×をすぐに挽回する。
自己採点を行うことで、直ちに間違えた問題を把握することができる。
この間違えた問題を、早急に解き直し、解けるようにすることを大切にしている。
同じ解き直しをするなら、問題を記憶しているホットな内に行う方が効果が高い。
当日中の自己採点は、こうした効果的な解き直しにつながっていく。
(3)記述問題の得点力を上げる。
自己採点を行うとき、自分が書いた記述問題の答が正しいかどうかは悩むものだ。
自己採点で自分の基準で採点する。
↓
後日、正式な採点結果が返ってくる。
↓
得点が違う。⇒これがきっかけとなる。
多くの場合、得点差の原因は記述問題にある。
自己採点と正式な採点のどこが異なっているのか。
それを分析・把握することが、記述問題の得点力につながる。
まさに今、このタイミングは模試の直後であって、頭はホットな状態だ。
今のうちに解き直しを行って、弱点を武器に変えよう。