塾長ブログ
中3模試の難易度の考察
4月初めに行った模試の速報(得点と偏差値)が出た。
中3生が受けた「千葉県統一テスト(第1回)」(進学研究会版)。
なかなかの難易度で、390点台で偏差値67となり、県立船橋高校の基準偏差値に達する結果となっている。
昨年度のVもぎと似たような水準である。
この難易度、千葉県公立入試で導入された「思考力を問う問題」が影響しているのだろうか。
昨年度、県立千葉、東葛飾、千葉東高校で行われた「思考力を問う問題」。
数学、英語、国語一括、60分間で行われる試験で、試験二日目に行われる。
スピードと応用力が求められる難易度の高い問題だ。
模試で「思考力を問う問題」を考慮した実力判定を行うために、難易度を上げたのだろうか。
もちろん、私が当模試の作問を行っている訳ではないので実際の所は分からない。
しかし、「思考力を問う問題」を行う高校の合格可能性は、より難易度の高い問題で判定を行うことが必要となり、模試としても「思考力を問う問題」に見合う難易度の問題とすることが要求されるだろう。
一方、国府台高校や国分高校を志望する生徒の視点で考えれば、そこまで難しい問題である必要はなく、通常の千葉県公立入試問題と同じくらいの難易度の模試が良い。
一つの模試で両方のニーズを満たすのは難しそうだが、Visionとしては「思考力を問う問題」に見合う難易度の問題が良い。
県立船橋が次年度どうするかは不明だが、県立千葉、千葉東、東葛飾は継続するだろうと思うし、何より難易度の高い問題が塾生それぞれの弱点の発見と対策につながる。
模試は、現在の実力を把握する目的があるが、それに加えて弱点を把握し改善する貴重な機会となる。
その視点では、全教科90点以上とれてしまう難易度の低い模試よりも、一定量×となり弱点を発見できる問題の方が良い。
以前のブログにも書いた通り、「思考力を問う問題」はVision生にとって追い風だ。
Visionで学ぶ発展的な学習内容を身につけ、この追い風を味方にして志望校合格を手にしよう。