塾長ブログ

2012.05.19

平成24年度公立入試学力検査の結果

平成24年度公立入試学力検査の結果が千葉県教育委員会のホームページにアップされた。

これを見ると、5教科の平均点は前期258.4点(前年比▲0.5点)、後期262.8(前年比+4.7点)。
前期はほぼ同じで、後期は若干上昇した程度だった。
昨年の秋に千葉県教育委員会の方が、「同じくらいの難易度にするつもり。」とおっしゃっていたのを思い出す。

ただ、数学で見ると様子が違っている。
前期で▲5.6点、後期で▲6.6点と、問題2つ分くらい平均点が下がった。

■前期
電球をモデルにするなど、指導要領の方針に沿い、実生活と関連付けた問題が出ている。
図形の証明のメインは三角形の合同で、6点満点と半分を合わせた正答率は7.9%なので、いつもより少し低い感じ。
それに続く、三角形の相似や三平方の定理を利用した問題が、正答率1.1%と難問だった。
また、2次関数で等積変形の問題が出た。正答率6.2%。

■後期
三平方の定理の利用(円形の丸太の半径)の問題が正答率6.4%、2次方程式の利用が正答率6.1%と、正答率が低かった。
図形の証明問題は、6点満点と半分を合わせた正答率は12.6%なので通常よりも高い。

結局、図形の証明、三平方の定理、方程式、関数の中で、3つくらいは正答率が6%を切る問題が出ると思われる。
したがって、トップ校を目指す場合、合計450点=平均90点、数学でも90点とるならば間違えても1つまでということになる。

教育指導要領も変わったし、実生活に関連づけた新傾向問題にも積極的に取り組んでいこう。