塾長ブログ

2011.09.14

文字式の計算力

今、中1生は「文字と式」の勉強をしている。
一学期に「正の数・負の数」を終え、具体から抽象への第一歩となる単元だ。

当塾に限らず、ここでつまづく生徒は大変多い。講師を務めてきた千葉市の塾でも、多くの生徒がそうだった。
加減乗除のそれぞれを行う段階までは良いが、問題は「混合計算」である。
加減乗除が混じるだけでなく、分配の法則、通分、計算の順序、+と−の演算が複雑に交じり合う。
計算の途中を省略したり、少しでも気を抜いたりすると、たちまち計算ミスのオンパレードとなる。

「分かる」と「解ける」が違うことが典型的に表れる単元だ。
これを解決するには、パターン化と練習しかない。

当塾では、「解ける」ができなければ特訓を行う。
通常の授業でまかなえなければ、補講(もちろん無料)で行う。

特に数学は、理解しないまま次に進むのは大変危険だ。
積み上げの教科であり、雪だるま式に分からないことが増えてしまうからだ。

ここ最近の特訓で、塾生の文字式計算力は確実に伸びた。
まだまだ完璧ではないが、塾生の努力を認め、賞賛したい。