塾長ブログ

2011.09.16

学力に応じた授業の最適化

以前からお世話になっている千葉市の塾で中3生を教えていて、いつも悩む事柄がある。
それは、学力に応じて授業をどの様に変えるべきか、である。

学びの段階を私なりに整理すると、以下の3段階になる。
(1)知る
(2)理解する
(3)解く

中1、中2を経た中3生であっても、生徒によって段階が異なっているのは不思議なことではない。
それに対して、一律の授業を行ったのでは効果を出せない。

各段階に応じて、授業の中心的な内容を以下の様にするのが良さそうだ。
・段階(1)にいる生徒⇒基本やルールを一つずつ明確に教える。
・段階(2)にいる生徒⇒例題を用いて基本やルールを体感させ、理解につなぐ。
・段階(3)にいる生徒⇒とにかく問題を解き、問題の解法を中心に教える。

当塾は、中2までに(2)に達し、中3からは(3)に時間を使う方針だ。
「先に笑うか」、「後で笑うか」。受験の場合は、明確に「後で笑う」べきだ。

できるだけ早く、中1の最初からアクセルを踏んでいきたいと思う。