塾長ブログ

2024.09.22

第一志望校合格重視の受験戦略

9月下旬となり、私立高校の受験校を仮決めする時期となった。

多くの塾は、合格実績を増やすために、合格が遠い私立高校を含め、多くの私立高校を受験するよう促す。
Visionは、それを良しとしない。

Vision生のほとんどは、県立船橋、県立千葉といった県立トップ高を第一志望としている。
過剰に私立高校の一般入試を受ければ受けるほど、その高校の過去問を解いたり、公立入試では範囲外となる指導要領外の学習を行う時間が増すため、県立高校入試に向けた学習時間が減る。
また、過度な挑戦だと分かっていたとしても、いざ不合格になってしまった場合の負の心理的影響も無視できない。

第一志望が県立トップ高であるなら、過剰な私立高校受験は避け、県立高校入試に最大限の時間を使った方が得策だ。
不要な不合格を経験せず、すべて合格し、上昇気流に乗って高校に進学して、その勢いのまま大学入試まで駆け抜けて欲しい。

「受験校すべてに合格し、第一志望校に進学する」を大切にしている。

過去2年連続でVision生が県立船橋高校の首席合格となった最大の理由は、もちろん彼らの努力である。
Visionとしては、塾生が適切な努力を行える環境を提供する。

一方、県立船橋や県立千葉を狙う塾生にとって、上位の私立高校入試には以下のようなメリットがある。
私立高校を併願推薦だけにするのは推奨されず、1校〜2校の上位の私立高校に向けた学習は有効となる。

1.余裕をもって県立トップ高に合格
公立入試本番で、500点満点中、450点をとり余裕で県立トップ校に合格できる学力を身につける。
上位私立高校に向けた学習は、より多くの知識、高度な思考力をもたらし、公立入試での極みの得点力につながる。

2.高校でのスムーズなスタート
県立トップ高に進学する生徒の多くは、上位私立高校向けの勉強を行い、中学校の指導要領を超えた学力を身につけた状態で入学してくる。
高校で良いスタートを切れるよう、上位の私立高校入試に向けた学習を通して、発展的な学力を身につける。

3.偏差値ギャップの解消
併願推薦の私立高校の偏差値には限りがあり、それだけでは、万一、県立トップ校に不合格となった際に行くことになる私立高校の偏差値との差=偏差値ギャップが大きくなる。
上位の私立高校に合格しておくことで、この偏差値ギャップを小さくでき、安心して落ち着いて県立トップ高に臨める環境が整う。

Visionでは、9月末から上位私立高校の対策講座がスタートする。
幅広い知識、深い思考力を身につけて上位の私立高校に合格しよう。
そして、第一志望の県立トップ高に余裕を持って合格し、その先の大学入試に向かってスムーズなスタートを切ろう。