塾長ブログ

2017.09.06

定期試験の学習計画は大切

八中、四中、二中の定期試験は9月14日。
あと1週間だ。

定期試験の勉強は学習計画を立てて行うよう、中学校でもVisionでも促している。
しかし、それでも計画を立てず、ただがむしゃらに行う生徒がいる。
彼らの言い分は、「計画を立てる時間があったら、勉強に充てた方がいい。」である。

確かに、その瞬間だけを考えたら、そうなのかも知れない。
でも、年に4~5回行われる定期試験を通して継続的な改善サイクルを実現するという観点で、学習計画を立てることは重要である。

今、定期試験の結果が良くなかったとする。
直接的な原因は、行うべき勉強が不足していたからだが、それは当たり前であって、それだけでは次回の改善につながらない。
背後にある間接的な原因をつきとめて、はじめて次回の定期試験で改善することができる。
行うべき勉強が不足した間接的な原因の多くは、以下のいずれかである(勉強をさぼったといった次元の原因は、ここでは触れない)。
(1)行うことが必要だと思っていなかった。
(2)必要だと分かっていたが間に合わなかった。

間接的な原因がどちらであるかによって、今後の改善策は変わってくる。
ここで、学習計画があれば、原因がはっきりする。
学習計画にその事項が書かれていなければ(1)、書かれていたら(2)だ。

(1)が原因なら、次回から学習計画にを加える。
(2)が原因なら、学習計画の時間配分を見直す。

学習計画を立てずに定期試験の勉強を行ったとしたら、まず、原因の特定があいまいになる。
さらに、次の定期試験でも勉強すべき事項が漏れるか、あるいは時間不足で完了できないといった顛末を繰り返す可能性が高くなる。

逆説的だが、計画は、改善のためにある。
定期試験の勉強はただやみくもに行うのではなく、計画(P)⇒実行(D)⇒検証(C)⇒改善(A)をしっかり行っていこう。
せっかく勉強するのだから、成果につながった方が気持ちいい。
科学的なアプローチで継続的に改善を図って、効果的に勉強していこう。

追伸)
Vision生(八、四、二、一中生)は、今週中に以下を提出してください。
・定期試験目標シート(裏面、やる事一覧)
・学習計画