塾長ブログ
六中と八中の定期試験結果を見て
今年は新型コロナウイルスの影響で、中学校により定期試験の実施時期がばらばらとなっている。
六中は7月、八中は8月に定期試験が行われた。
まだ途中経過だが、現時点で、六中、八中ともに学年トップ10人×3学年=30人のうち、半数の15人がVision生という結果となっている。
Vision生は日々人一倍努力をしている。その努力が実り、私もうれしく思う。
⇒六中の結果はこちら。
⇒八中の結果はこちら。
さて、新型コロナウイルスの影響により学校での学習時間が減少しているためか、塾生に学校の様子を聞くと、定期試験の得点の差が例年よりも大きく開いているようだ。
そのような中、Vision生は例年と変わることなく高得点・高順位を達成しており、Visionの取り組みを整理してみたい。
■5教科すべてを学ぶ場
学校での学習時間が減少すれば、塾での学習時間による影響が、定期試験の結果に表れやすくなる。
したがって、例えば、塾で数学と英語だけを学んでいればそれらの教科は習得が進むが、国語、理科、社会は学習時間が不足する。
Visionは、教科の切り売りを一切行っていない。
5教科すべてを学ぶ場であり、その方針が変わることはない。
■チェック&フォロー
いくら塾に通っても、ただ時間を過ごすだけでは成績は向上しない。
1週間は24時間×7日=168時間。
そのうち、塾の授業時間は、受験生だとしてもせいぜい10時間/週程度であろう。
塾にいる間だけ学んでも、成果はたかが知れている。
塾で学んだことを自宅学習でしっかり復習・習得することが不可欠であり、塾としては習得状況をきちんと確認し、状況に応じてフォローせねばならない。
チェック&フォローは重要な塾の役割であり、仮にリモート授業であったとしても行うべきだし、Visionはそうしてきた。
■模試による学力の定期確認
5教科すべてについて、模試を受け、現時点の学力と弱点を客観的に把握し、改善を継続的に行う。
このサイクルを定期的に行うことが重要だ。
定期試験は範囲が限定的であるのに対し、模試は中学1年生初めからの学習内容が累積で出題される。
高校入試は全範囲なのだから、高校に合格する力は模試で測る方が適切だ。
どの模試を受けるかを決めるときに大切なのは、次の四点だ。
(1)5教科であること。
(2)千葉県の多くの生徒が受けること。
(3)問題が千葉県に合わせてあること。
(4)試験範囲が中1からの累積であること。
Vision生は、この4つの要件を満たす模試を定期的に受け、PDCAサイクルを実現している。
この継続的な取り組みが、穴のない習得の積み上げになり、結果的に定期試験の得点や学年順位の向上につながる。
上記以外にも多くのこだわりがあるが、それはまた後日書いてみたい。
次の定期試験もより成績を向上できるよう、気を引き締め、こだわりを持った指導を続けていきたい。