塾長ブログ

2024.04.09

成績向上と志望校合格のために

春期講習が終わり、明日から通常授業が再開となる。

進学塾の提供価値は、塾生の成績向上と志望校合格にある。
私は塾生一人ひとりの将来や人生に寄与できればとの思いからこの仕事をしているが、それも成績向上や志望校合格を実現できることが大前提だろうと思う。

中学生が塾で過ごす時間は週に5〜8時間。
1週間の総時間は24時間×7日=168時間だから、塾で過ごすのはその3〜4%に過ぎない。
これをどのように捉えるかが鍵となる。

■3〜4%の限られた時間の効果を最大化
塾で過ごす時間は極めて限定的であるからこそ、その数%の時間を最高の時間にしたい。
最高とは、効果と効率を最大化することだ。
そのためには、直接塾生と接する講師陣の質的向上が不可欠となる。

Visionは「持たざる経営」を指向する。建物をはじめ有形固定資産を持たない。
唯一積極的に持つものがある。それは人材だ。
より優秀な講師の採用、教育訓練制度への投資を惜しまない。

■残りの96〜97%の効果を最大化
塾生が大半を過ごす家庭での学習の効果を最大化することが、成績向上と志望校合格に直結する。
塾側の使命は「最適な内容の課題」と「最適な学習方法」を提供することであり、塾生側の使命は「十分な時間の確保」と「完遂」だ。
「最適な内容の課題」と「最適な学習方法」に決まった形はなく、状況に応じて変えるべきものである。
講師陣は状況の変化を敏感かつ迅速に捉えることが必要となる。

Visionでは、テストの得点や偏差値といったデジタル情報だけでなく、授業を通して得られる塾生の表情や仕草などのアナログ情報も大切にする。
デジタル情報が結果情報であることが多いのに対し、アナログ情報は過程情報であることが多い。アナログ情報は、結果に至る前に改善を図るための大切な信号となる。
Visionでは、定例ミーティングで各講師がデジタル情報、アナログ情報から気づいたことを共有するとともに、状況改善の知恵を皆で出し合い実行している。どれだけ優秀な講師であっても、一人の力だけで成し得ることには限界がある。皆で力を合わせて協創、協働することが、最良の施策の創出と実行につながる。

学校でも今週から新たな学年がスタートする。
塾生の成績向上と志望校合格のために、講師一同、協創、協働を重ねていく。