塾長ブログ

2011.10.18

英語教育のギャップ(小学生と中学生)

新・教育課程で、小学生は5年生から英語の勉強をしている。
あいさつや自己紹介などの会話を中心とした教育で、聞く/話すに重点が置かれている。
読む/書くは、学校ではほとんど教育が行われていないのが実情のようだ。

一方、中学校に入ると読み/書きが重視され、教育のウェイトが逆転する。
教科書は単語、文法、読み物の割合が高く、ユニットの終わりに聞く/話すが挟まれている形だ。

このように、聞く/話すから、読む/書くへ、重点が変わることで、少なからず生徒は戸惑うようだ。
実際、読む/書くをきっかけに英語が嫌いになる生徒もいる。

塾では、小学生にどの様なカリキュラムで英語を教えるべきか。
中学の先取りという点では読む/書くを十分に行いたいが、行き過ぎると英語が嫌いになってしまうので、バランスが大事だ。
今の所、小5はほぼ聞く/話すに的を絞り、小6は聞く/話すに加えて単語や会話を書く(覚える)カリキュラムにしている。

今後も、最適な形を目指し、聞く/話すと、読む/書くのバランスを意識して、取り組んでいきたい。